未決拘禁者(すなわち被疑者または被告人)に対して裁判が確定するまでの間に東京拘置所で支給する食事に関して、法務大臣訓令の次の記載に基づき、以下の通り詳細に指示をする。
法務大臣訓令:被告人等はあくまで犯罪者として見られているという社会通念に基づき、警察俗語にいう、「死なれたら困る」との社会感情に即し、公訴維持のために最小限の栄養を与えるだけとするが、受刑者に対する食事に準じ、人格の矯正改善などの趣旨で、最小限の文化的な内容に留意するものとする。
東京拘置所では、概ね、以下の順番で、以下のような食事を支給する。
一日目
(朝食) 麦飯、汁物、納豆
(昼食) 麦飯、総菜ハンバーグ、ナスを油につけた総菜、ちょいがけソース
(夕食) 麦飯、カレー汁、福神漬け
二日目
(朝食)麦飯、汁物、マヨネーズ明太子
(昼食)麦飯、肉団子6個入りかぼちゃスープ、ベーコンクリーム(小)
(夕食)麦飯、野菜ラーメン、肉じゃが芋煮物
三日目
(朝食) 同じ
(夕食)麦飯、肉野菜小鉢、あさり汁
四日目
(朝食)麦飯、厚揚げ味噌汁
(昼食)麦飯、かぼちゃスープ、シューアイス
※シューアイスはJFDAの流通品、一番小さいものである
(夕食)麦飯、野菜小鉢、ジャガイモ汁
五日目
(朝食)麦飯、汁物、つくだ煮
(昼食)麦飯、ハムフライ、マヨネーズ
(夕食)麦飯、ブロック肉スープ、にゅうめん
以下は省略して追って追加するが、朝食は基本的に、麦飯と汁物の他、明太子ソースだけとし、昼食のベーコンクリームはもっとも安い材料を使って調理する、かぼちゃスープは、業務用の肉団子などを受刑者に調理させる。野菜ラーメンは、業務用の劣品の麺類を野菜汁につけるだけのものとし、肉じゃが煮物も、最小限のものとする。総菜ハンバーグは、お惣菜のハンバーグであり、高級なものやおいしいものは出してはならない。